2018年4月号 POLITICS [インサイド]
昨年3選を果たした林文子・横浜市長(71)が「趣味の園芸」に予算を注ぎ込み、市議会与党から反発を食っている。市が18年度当初予算で掲げたキーワードは「花のあふれる都市に」――。市役所周辺や郊外の特設会場を「お花畑」にする「ガーデンシティ」を3~10月に開くため7億1千万円、市内の旧米軍施設跡地に「2026年花博」を招致するための予算5千万円を計上した。花博は90年に大阪でも開かれた造園産業の振興を目的とした国際博覧会の一つ。その開催には会場整備費だけでも1200億円の巨費を要し、3期目を迎えた林市長の目玉プロジェクトだ。林市長の「花好き」は有名であり、来年度の「花予算」計上は、昨年市内で開催された全国都市緑化フェア(事業費約30億円)に600万人も来場した成功体験が、市長の背中を押している。ところが、その内実は「花博を目指す市長は緑化フェアの集客を非常に気にした。 ………
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