待ったなし護衛艦「いずも」空母化

ヘリ空母の「いずも」を軽空母に改修する費用は、大型空母の建造に比べ、はるかに安い。

2018年4月号 POLITICS

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昨年12月26日、読売新聞が1面で「政府は、海上自衛隊最大級の護衛艦『いずも』を、戦闘機の離着艦が可能となる空母に改修する方向で検討に入った」と報じた。安倍晋三首相は今年3月2日の参院予算委員会で、「いずも」の拡張性について「様々な検討を行うことは当然のことだ」と述べ、戦闘機の離着艦が可能な空母への改修を検討していることを明かした。安倍首相は「危機が生じてから装備を導入しようというのでは泥縄式になってしまう。様々な調査研究を行うことは私たちの責任だ」とも述べた。北朝鮮は弾道ミサイルによる在日米軍基地攻撃にたびたび言及しており、朝鮮半島有事を想定した自衛隊の敵基地攻撃能力を構成する装備にもなり得る。中国が海洋進出を強めていることも「いずも空母化」の背景にある。小野寺五典防衛相は同日、短距離離陸や垂直着陸が可能なF35Bや固定翼と回転翼の2種類の無人機 ………

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