鈴木宗男が「大地」を捨て自民党復党を画策

2018年4月号 POLITICS

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「総理からは『今年は日ロ関係が大事な局面を迎える。しっかり対応していきたい』というお話がありましたね。はい」1月22日、首相官邸のエントランス。いそいそと時の宰相の発言を記者団に披瀝したのは、北海道のローカル政党・新党大地代表を務める鈴木宗男(70)だ。自民党衆院議員時代、国後島の「ムネオハウス」建設などをめぐり「疑惑の総合商社」と指弾された、その人である。2002年、建設会社や製材会社に絡む収賄などの罪で逮捕され、10年に刑が確定。議員失職、収監、釈放を経て、なお渋太く政界を渡り歩く。首相の安倍晋三(63)とは北海道での票の融通を誘い水に、月に1度、面会する機会を得ている。この間、鈴木はもっぱらライフワークの日ロ外交について「ご進言」してきたが、ある時を境に様子が変わったという。鈴木は昨年4月に公民権を回復し、秋の衆院選で比例代表北海道ブロック(定 ………

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