「品質不正」に居直る三菱マテと日産の社長

2018年4月号 BUSINESS

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一連の製品データの改ざん問題で、神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長と、SUBARUの吉永泰之社長が辞任を表明した。川崎氏は取締役も退く。吉永氏は品質保証体制の立て直しに当たるため会長にとどまるが、けじめはつけた。そこで、改めて進退が問われるのは、子会社のトップを辞めさせ続投宣言した三菱マテリアルの竹内章社長と、工場の現場に責任を押しつける日産の西川広人社長だ。三菱マテには「トカゲのしっぽ切り」との批判があり、日産には国土交通省内に刑事告発を検討すべきとの声があるが、どこ吹く風だ。三菱マテは子会社の三菱電線工業と三菱伸銅、三菱アルミニウム、立花金属工業、ダイヤメットの計5社で不正があったと公表。顧客と事前に取り決めた品質検査の一部を実施せずに出荷したり、強度などが顧客に約束した基準に満たない製品のデータを書き換えた上で「合格品」として納めたりと、不 ………

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