オリンパス「第二幕」主役は寡黙

前代未聞、会社を訴えたサムライ社員弁護士が初公判。深圳売却で「疑惑」隠しは続く。

2018年4月号 BUSINESS

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3月1日午前10時15分、翌日の朝刊には載らなかった裁判が東京地裁522号法廷で始まった。オリンパスの社員弁護士が会社と人事部長、法務部長を相手取って起こした民事訴訟の第一回口頭弁論である。中国・深圳の現地法人で反社会的勢力の経営コンサルタントを使って賄賂を渡した疑いが浮上、これを調査し直した現地法人幹部が左遷されたのは公益通報者保護法違反であるなどとして、オリンパス本社の法務部に属する社員弁護士が訴えを起こしたのだ。原告側の席に着いたのは、訴えを起こした榊原拓紀弁護士である。中背で痩身。年齢は30歳前後で、黒いスーツを着けている。西村あさひ法律事務所からオリンパスに転じ、周囲が「なぜ?」と驚く変わり種だが、頭の回転が速く、「一を聞いて十を知る典型的なタイプ」という。ついでに言えば、榊原は欧米で発生した超耐性菌の大量感染問題を巡る訴訟を扱っており ………

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