大手リースが「徳友会」乗っ取り屋の食い物に

2018年4月号 BUSINESS

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2014年5月に破産した医療法人徳友会(千葉県木更津市)を巡る乱脈問題に、警視庁が水面下で迫っている。不振病院を手玉にとるブローカーらが暗躍し、大手リース会社が相次ぎ被害に遭った事案だ。徳友会は千葉県内で8カ所の整形外科クリニックを運営していた。もともとは大手病院グループの傘下にあったが、12年4月に大阪市内の医師に約10億円で出資持ち分が譲渡された。しかし、じつはそれ以前から背後では悪事が画策されていた。病院乗っ取りで名うての元税理士が暗躍していたのである。件の元税理士は前月に有罪判決を受けたばかりだった。名証セントレックスに上場していた富士バイオメディックスを舞台とする粉飾決算事件に絡み懲役2年6月執行猶予4年の判決が下っていたのだ(後に確定)。そんな中、元税理士は大胆不敵にもキヤノンマーケティングジャパンの課長級職員(その後、懲戒解雇)と組み、 ………

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