積水ハウス執行部は「善管注意義務」違反

クーデターから1カ月半、会見はウソで塗り固めていた。代表訴訟怖さに仕組んだワルは誰か。

2018年4月号 BUSINESS

一度ウソをつくと、果てしなくウソを重ねて取り繕わなければならなくなる。3月8日、積水ハウスの阿部俊則会長、稲垣士郎副会長、仲井嘉浩社長の3人の決算発表会見は、その悪循環を絵に描いたようだった。1月24日の会長交代をクーデターと報じた本誌に続き、日経電子版が「実は『解任』だった」と和田勇前会長インタビューを載せ、朝日なども追随したが、同社は「解任という事実はなく本人の意思による辞任」というリリースを出しただけだった。だが、取締役会の細部が明らかになるにつれ、単なる若返りではなく、地面師に63億円を騙し取られた事件の引責問題だったことは隠せなくなる。決定的なのは、取締役会に提出された事件の調査報告書だった。社外監査役の公認会計士を委員長として半年がかりでまとめたもので、騙された東京マンション事業部の担当者が子飼いの部下だったため、自分の手柄になると ………

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