2018年3月号 GLOBAL
中国の政商兼スパイで米国に逃亡、王岐山一族の腐敗を告発した郭文貴が、予告していた「独自メディア」のテスト公開を1月26日から始めた。ニューヨークの豪邸から、ツイッターやユーチューブの動画などを使って発信してきたが、昨秋以降アカウントを凍結されるなどしていた。そこで自前のメディアを持って内外の「口封じ」をはね返す狙いだ。名称は「郭媒体」(GUO・MEDIA)と何のひねりもないが、郭の主張を宣伝するだけでなく、ツイッターに似たSNS(交流サイト)の形をとる。ユーザー登録すれば誰でもつぶやきや動画を発信できる。2月10日現在、ウェブ版(https://www.guo.media/)とアンドロイド版のアプリが提供されている。最初の数日間はアクセスが不安定(郭はハッカー攻撃と主張)だったものの、その後はある程度安定した模様。2月3日以降、郭は自分のページで毎日のように動画を配信している ………
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