荻田社長の解任案を掲げ、再び臨時株主総会の開催を要求。浮上した大株主「未来キャピタル」のバックに誰がいるのか。
2018年3月号 DEEP
一難去ってまた一難――。昨年来、創業者との間で醜聞合戦が繰り広げられてきた東証1部上場の保育施設運営大手、JPホールディングスに、こんどは奇っ怪な大株主が現れた。そもそもの始まりは昨年6月末。2012年に不可解な形で社長を辞任していた創業者の山口洋氏側が突如、取締役解任基準の引き下げを盛り込んだ定款変更などの株主提案を行ったのだ。この時は小差で否決となったが、その後、山口氏側は関西のパチンコ業者や医薬品業界紙などを共同保有者に株を買い増す。そして、新たに取締役の選解任案などを突き付け、臨時株主総会の開催を請求した。
これに対し荻田和宏社長ら現経営陣は鋭く反発。山口氏辞任の背景にはセクハラ問題があったとまで暴露する。山口氏はそれを否定。現経営陣側は問題にけりを付けようと、第三者委員会を設置して調査を始めた。ところが、あに図らんや、第三者委は山口氏 ………
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