2018年3月号 POLITICS
自らが代表を務めた希望の党が昨年10月の衆院選で惨敗して以降、つるべ落としの小池百合子東京都知事――。「頼みの綱」の都議会公明党が知事与党から離れ、厳しい議会運営を強いられている。国政では民進党や立憲民主党との連携に傾いた希望の党執行部が、小池氏に連なる松沢成文参院議員団代表らの「分党」を画策し、「創業者」の小池氏自身も「排除」されかねない有り様だ。レームダック化した小池都知事は東京五輪直前に任期満了を迎え、2020年7月に次期都知事選が行われる見込みだが、小池氏の支援者からも「五輪までもたない」との悲観論が漏れ「再選は容易ではない」との見方がもっぱらだ。一方、対決色を強める都議会自民党は「小池氏を引きずり降ろしたいのは山々だが、五輪が近づけば近づくほど、都民の反発を招く『小池降ろし』をやりにくくなる」とホンネを漏らす。その隙を突くように小池氏 ………
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