ライザップが不振企業「爆買い」の皮算用

2018年3月号 BUSINESS

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「爆買い」の代名詞といえばインバウンド需要を牽引してきた中国人観光客だろう。大手百貨店や家電量販店で、高級品を手当たり次第に購入する姿は記憶に新しい。企業買収の世界において今なおこの爆買いを推し進める会社がある。中国人観光客と異なるのは、高額なブランド品ではなく低額の中古品ばかり買い集めているところだ。その会社の名はRIZAPグループ(札証アンビシャス、以下RIZAP)。「結果にコミットする」のキャッチフレーズでお馴染みのトレーニングジムを展開する企業グループだ。同社はこれまで、経営不振の企業に買収攻勢をかけ、美容・健康、アパレル、住関連ライフスタイル、エンターテイメントと、60社以上のグループ企業と共に事業領域を拡大してきた。この結果、2017年3月期の連結売上高は952億円(前期比72%増)と大台の1千億円目前にまで急成長。さらに21年3月期には、連結売上高 ………

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