2018年2月号 POLITICS
「いよいよ最後の党大会になるかもしれない」――。社民党の定期全国大会が2月24~25日に開かれる。大会では昨年10月22日の衆院選の結果を踏まえ、来年夏の参院選に向けた闘争方針が示されるが、党関係者の表情は冴えない。それもそのはず。現状では衆参両院で計4議席まで衰退。衆院選の結果は党存続すら困難な状況を如実に示す。そもそも昨年の衆院選は、現有2議席の確保が最大の焦点だった。その点では沖縄2区の照屋寛徳氏と九州比例の吉川元氏の議席を死守できたわけだが、吉川氏の当選が決まったのは投開票日翌日の午後3時すぎ。選挙戦終盤には吉田忠智党首ら党幹部を九州に集中投入したが、社民が「牙城」とする九州・沖縄ブロックでさえ党勢の衰えは覆い隠せなかった。比例票はより深刻だ。185万票を目標に掲げたが、実際は94万票と目標の半分。幸福実現党にすら負けた地域もあり、得票率は1.69%で ………
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