理研「不肖の子」カイオムの大罪

創薬支援ベンチャーが思わせぶりな開示で、株価が上がれば保有株を売って去る「ハコ化」。

2018年2月号 BUSINESS

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“理研ベンチャー”は国立研究開発法人「理化学研究所」が設けた新興企業支援制度だ。98年に第1号が認定されてから17年11月までに累計46社を数える。理研ベンチャーとして認定や支援を受けるようになれば、理研の研究施設を使用できるようになるうえ、理研ベンチャーのロゴ使用も許され、ブランド力や企業価値の向上につながる。ところが、本誌の取材に理研の広報担当者が「何が起きているのか、教えていただけませんか」と逆質問してきた元理研ベンチャーがある。創薬支援事業を手掛けるカイオム・バイオサイエンスがそれだ。カイオムは理研の研究者だった太田邦史氏(同社社外取締役)らが05年に興し、11年には東証マザーズ市場に上場。理研ベンチャーとしては初の上場企業になった。理研で開発された基盤技術(ニワトリの免疫細胞を用いた抗体技術)を軸に、抗体医薬品の創薬事業と創薬支援事業を収益 ………

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