東芝に「半導体売らせぬ」悪巧み

増資で一儲けしたアクティビスト。もう一山当てようと「虎の子売るな」の大合唱に入る。

2018年2月号 BUSINESS

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買収した米ウェスチングハウスが原子力発電所建設にからむ巨額の簿外債務を抱えていたことが判明したのは2016年末。そこで虎の子の半導体メモリー事業を分社し、日米韓連合に売ることにした。これに半導体メモリー事業で提携する米ウエスタンデジタルが猛反発。売却交渉は暗礁に乗り上げ時間の空費が続いたが、昨年12月、ウエスタンデジタルが矛を収めたことでようやく道が開けた――。15年の不正会計発覚に始まった「東芝劇場」の昨年の筋書きは、おおよそこのようなものだ。これから世界の独禁当局の審査が通り4年越しの大作は大団円――。いや、そうは問屋が卸さない。すでに前兆がある。東芝とウエスタン社の和解発表前に、香港に拠点を置くヘッジファンドのアーガイル・ストリート・マネジメントは東芝にこんな書簡を送りつけている。「急いでメモリー子会社の株式を売却する必要はなくなった」東芝が ………

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