「英原発の毒」を呑む日立

禁を破って経団連会長の栄冠。官邸・経産省に取り込まれた中西会長の「原発輸出」が、日立の存立を脅かす。

2018年2月号 BUSINESS [一将功なりて万骨枯る]

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ついに禁は破られた。経団連は1月9日、日立製作所の中西宏明会長(71)を次期会長に内定したと発表した。2人の経団連会長を輩出するなど財界活動に熱心で「公家」と言われた東芝に対し、1910年の創業以来、一度も財界トップを出したことがない日立は「野武士」と呼ばれてきた。前会長の川村隆は東京電力会長。国に身ぐるみ取り込まれた日立は、東芝と同じ道を進もうとしている。「絶不当頭(絶対にトップに立たない)」2014年、当時の経団連会長、米倉弘昌に後継を打診された日立の川村は、中国・鄧小平の遺訓を引き合いに出して固辞した。沈みかけていた巨艦・日立を立て直した本命の川村に断られ、やむなく現在の榊原定征を選んだ経緯がある。「絶不当頭」は鄧小平が示した中国外交の基本方針「二十四文字指針」(六つの四字熟語)の一つ。「冷静観察、站稳脚跟、沈着応付、韬光養晦、善於守拙、絶不 ………

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