米保守系シンクタンクの研究員は9条改正より防衛予算の伸びに関心があると言う。
2017年12月号 DEEP
米大統領ドナルド・トランプが各国首脳と会談する時、米国人はヒヤヒヤ・ドキドキのスポーツを観戦するような気持ちになる。11月5―7日の訪日でもやってくれた。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのに、「サムライの国」日本はなぜ迎撃しなかったのか、と日本の軍事行動を期待する発言をしていたらしいことが表面化し注目を集めた。当然のことながら、米大統領との首脳会談の重みは相手国の方が大きい。しかも、気さくさに傲慢さが混じり、しばしば相手を罵倒するトランプには難しい対応が必要になる。日本の首相安倍晋三にとっても今回の首脳会談は日本の転機といえる重要な時期と重なった。北朝鮮が次第に好戦的になるなか、自衛隊の位置づけをどう変えるべきかという問題に直面している。安倍連立政権は衆参両院で3分の2の議席を確保し、安倍の悲願である憲法9条の改正を発議できる立場にある。改 ………
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