2017年12月号 POLITICS
橋下徹前代表(48、前大阪市長)の政界引退宣言後はじめて「橋下抜き」の衆院選を戦った日本維新の会は、小池百合子代表(東京都知事)の希望の党との連携が仇となり、14議席を11議席に減らす手痛い敗北を喫した。牙城の大阪で次々討ち死にしたのが痛い。全19選挙区のうち議席を獲得できたのは、選挙区3、比例復活4の合計わずか7。15議席を得た自民党の半ばにも及ばず、立憲民主党と2議席しか違わない。他陣営からは「大阪でも維新の異常人気が終わった」と安堵の溜息が洩れる。貧すれば鈍する。意気消沈の維新に内紛が勃発した。逆風の中で3期連続当選を果たしたばかりの丸山穂高議員(33、大阪19区)がツイッターで「どう考えても維新は総括と代表選が必要」と呟いたのに橋下氏が激怒。「お前が勝てたのは松井さんが知事をやっているからだ。代表選を求めるにも言い方があるやろ。ボケ!」と口汚く噛 ………
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