ソフトバンクがつくろうとしているのはスマホのような車。情報ネットワークにつながって地域のお年寄りを自動運転で運ぶ。
2017年11月号 BUSINESS [人に寄り添う車づくり]
ソフトバンクグループが着々と自動車産業への参入を進めている。自動運転車をネットワークにつながる「デバイス」として位置付ける戦略で、スマートフォンを通じて各種サービスを提供していく手法を、クルマの世界にも応用していく。同グループ会長兼社長の孫正義は2017年7月に開催された法人顧客向けイベントでも「産業を再定義していく」と強調。そのスコープの中には「自動車」も入っている。15年時点で全世界における自動車の保有台数は約13億台。これが動く「デバイス」化によって、自動車産業のビジネスモデルは激変する。孫がオイルマネーなどを取り込んで設立した「10兆円ファンド」は、自動車分野も重要なターゲットだ。約3兆3千億円で買収した英半導体設計大手のアーム・ホールディングスも今後、自動車向け半導体を強化する方針だ。
自動車ビジネス強化にあたって、中核の一つとなっている ………
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