トヨタ「EV技術者」投獄血祭り

中国のレアメタル禁輸による国難を乗り切る磁石を開発した「至宝」を被告人に。そこに一体どんな大義があるというのか。

2017年11月号 BUSINESS [「ものづくり大国」の成れの果て]

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会社勤めの技術者が、世のため、会社のため、役に立つと思って進めていた技術開発の仕事を、会社経営者から「もうやめろ」と言われて取り上げられる。このようなことは青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞した中村修二氏の例を挙げるまでもなく、メーカーにおいては間々あることだ。一方、仕事を取り上げた会社経営者がその技術の本質を理解せずにせっかくの新規事業を行き詰まらせた挙げ句、新天地で次の新しい花を咲かせようとしていたその技術者を、会社の技術を不正に開示したとして刑事告訴し監獄にぶち込んでしまう類いの行いは、「ものづくり大国」である日本社会ではほとんど例をみない行為だ。そのようなことをしても、世の中も会社も栄えるはずがないということを、大方の経営者は知っているからだ。ましてや、クルマの動力が内燃機関から電気モーターに置き換わり、自動運転が始まるという ………

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