豊洲で崖っぷち「万葉倶楽部」の裏

82歳の老事業家が墓園事業で訴訟沙汰。「千客万来」と小田原駅東口開発で背伸びの咎。

2017年11月号 DEEP

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小池百合子都知事の「小池劇場」は豊洲から幕を開けた。石原慎太郎元都知事や「都議会のドン」の内田茂・前自民党都連幹事長らを攻撃、豊洲市場への移転を阻止する小池氏は人気を博したが、移転延期のあおりを食った“被害者”は少なくない。市場内に建設される千客万来施設を受注した万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は、その右代表と声を大にする。2016年3月、事業者に決定し17年1月には着工しているハズだった。が、18年に飲食物販棟、19年に温泉付きホテルを開業する計画がいったん宙に浮いたうえ、「築地は守る、豊洲は活かす」という小池氏の新方針のもと、見直しを余儀なくされている。「築地に食のテーマパークを作ることになり、万葉倶楽部が『話が違う』と反発している。確かに築地と豊洲は指呼の間。同じような施設ができたのでは集客に影響する」(東京都関係者)万葉倶楽部は総事業費180億円 ………

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