安倍友「TBS山口敬之」のXデー

10月末に審査員6人が交代。10月22日の衆院補選投開票前に検察審査会議決も。

2017年10月号 DEEP

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10月22日投開票の衆院3選挙区補欠選挙は、今後の政権運営を左右する。与党関係者は、安倍政権礼賛本を出すなどしてきた元TBS記者、山口敬之氏を巡る検察審査会(検審)の議決について「補選前に悪い結果が出れば、逆風が強まる」と気を揉む。議決で捜査への疑念が示されると「総理の太鼓持ち記者をかばい、犯罪をもみ消したのではないか」という疑惑が大きく浮上するからだ。この問題の真相と検審の行方はなおざりにできない。

高輪署に「ちょっと待て」

山口氏は1966年東京生まれ。慶大卒業後、TBSに入り、ロンドン支局や社会部、政治部などに勤務。13年からワシントン支局長を務め、昨年5月退社した(著書『総理』による)。ベテランの政治記者は「麻生副総理兼財務相とまず親しくなり、安倍総理や菅官房長官に食い込んだ。著書で自慢しているように、第1次安倍政権投げ出し(総理辞任)をスクープした。NHKの岩田明子氏、産 ………

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