2017年10月号 POLITICS
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射と核開発を加速させている北朝鮮は9月9日、建国記念日を迎え、平壌は祝賀ムード一色に包まれた。その前夜、在日本朝鮮人総連合会(総連)中央本部の入る東京・千代田区の朝鮮中央会館でも、建国69周年祝賀会が開かれた。当日の会場周辺は警視庁が厳戒態勢を敷き、物々しい雰囲気。中央本部前の通りには機動隊の大型警備車両10台あまりが駐車し、車両通行止めとなった。例年とは比較にならぬほどのピリピリした緊張感が漂う中、会場の入り口には許宗萬総連議長と南昇祐、裵眞求、裵益柱、姜秋蓮、呉民学の各副議長など総連指導部のメンバーが並び、出席者と握手して出迎えた。祝賀会冒頭には許議長が登壇。82歳の高齢とは思えぬ張りのある口調で挨拶した。スピーチの中で許議長は、金正恩朝鮮労働党委員長らを殺害する斬首計画を含む「米韓合同作戦計画5015」と8月31日 ………
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