「フィンテック」の旗手「マネーフォワード」が上場

創業からわずか5年。ライバルfreeeとの法廷対決に完勝し、晴れて上場一番乗り。

2017年10月号 BUSINESS

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金融(ファイナンス)とIT技術(テクノロジー)をかけあわせた造語「フィンテック」が盛り上がりを見せて久しい。フィンテックは、スマートフォンやビッグデータ、AI(人工知能)などの技術を活用して新しい金融サービスを生み出す世界的な流れだ。国内でもITに強みを持つベンチャーがブームを先導する。そのフィンテックベンチャーの大本命ともいえるマネーフォワード(港区芝)が9月29日、東京証券取引所マザーズ市場に上場する。創業は2012年5月で、上場までに要した時間はわずか5年ほど。近年耳目を集めるフィンテックベンチャーのなかで上場は一番乗りといえる。個人と法人向けの2つの事業を手掛ける。一つが、家計簿アプリ「マネーフォワード」。ユーザーは複数の金融機関の口座を一括管理できる。例えば、銀行口座への給料の振り込みや公共料金の引き落としのほか、クレジットカードの買い物履歴 ………

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