「王岐山スキャンダル」を暴露した郭文貴が、1年前に東京でご乱行の映像。SBI常務らと何を密談したのか。
2017年10月号 BUSINESS [腐敗大陸から来たスパイ]
情けない。日本のインテリジェンス当局は、まったくノーマークだった。「習近平の懐刀」として次々に政敵を失脚させてきた王岐山(共産党中央紀律検査委員会書記)一族の腐敗をニューヨークで告発、世界を震撼させた中国の政商兼スパイ、郭文貴が1年前の16年8月31日に東京に現れ、日本の証券会社幹部と密談した。その映像が突然、ユーチューブ(※)に流れたのだ。ご丁寧にもツイッターでは、その日の郭一行のご乱行の果てに起きた東京地裁平成29年(ワ)19026号の訴状のコピーと、その中国語訳まで無修正で載っている。原告はハイヤー会社と運転手。被告は日本のキャピタル・パートナーズ(CP)証券社長の筒井豊春と社員の崔建雄、SBIリクイディティ・マーケット社長の重光達雄と取締役事業本部長の熊龍豹の4人(原告側弁護士は郭も追加する方針)である。訴状と映像をみれば、同日午後1時から東銀座の ………
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