内閣改造の黒幕「今井尚哉」

目玉の閣僚人事を献策した首相秘書官の権謀術数。官邸官僚の「一強」体制がますます根を張るねじれ現象。

2017年9月号 POLITICS [我が物顔の「官邸官僚」]

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半月たっても内閣改造・自民党役員人事の評価が定まらない。内閣支持率はとりあえず下げ止まったが、「実力本位・安定重視」(安倍晋三首相)というほどではない。なぜ、この顔ぶれになったんだ、というモヤモヤ感がいつまでも行きつ戻りつしている。人事とは権力者からのメッセージである。その意図と構図が不可解で、複数ある解釈が一致しない不安定感。そこに、安倍「一強」中枢に生じた油断ならない軋みが表れている。改造1週間後の8月9日夜、麻生太郎副総理兼財務相は東京・富ヶ谷の安倍首相の私邸を訪れた。麻生氏の大豪邸は同じ渋谷区の隣町・神山町。直線で1キロ足らずのご近所なので、これまでも休日などに行き来する間柄だが、平日の午後9時から約2時間、番記者たちを外に立たせて2人きりの長談義は、時期も時期だけに政官界の臆測を掻き立てた。

麻生「親分」の面目まるつぶれ

「麻生氏は今度の人事に怒っている」。改造 ………

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