何想う「刑法改正の井戸掘り人」松島みどり

2017年9月号 DEEP

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強姦罪など刑法の性犯罪に関する規定の改正案が6月に国会で成立し7月13日に施行された。性犯罪の実態に合わないとして女性団体などが長年批判してきた法律が、ようやく改正された。きっかけを作ったのは、2014年9月に法相に就任した自民党の松島みどり氏。「うちわ」配布問題で、就任後わずか1カ月半で辞職した人物だ。今回の改正の主な内容は次の通りだ。①被害者の告訴を不要とする非親告罪化②強姦罪を「強制性交等罪」に改めて男性を被害者に含める③法定刑を懲役3年以上から懲役5年以上にするなど厳罰化④親などから18歳未満の人への行為を処罰する「監護者性交等罪」などの新設。刑法の性犯罪規定は制定以来110年にわたり、骨格がほとんど変わらないままだった。制定時の帝国議会は全員男性で、保護法益は「貞操」とされた。つまり、女性の「純潔」や、生まれた子の父親が夫であることの保障といった ………

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