「清濁呑む」松本関経連の成長エンジン

脛に傷を持つJR西日本とクボタから副会長抜擢。関西電力出身の森前会長時代とは一味違う松本流。

2017年9月号 BUSINESS

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107人が死亡した2005年のJR福知山線脱線事故で、最高裁第二小法廷(山本庸幸裁判長)は6月12日、業務上過失致死傷の罪で強制起訴されたJR西日本の歴代3社長に対する上告を棄却した。3社長を無罪とした一、二審の判決が確定した。この決定に対してJR西日本と同じぐらいに、ひょっとするとそれ以上に安堵したのは、5月末に就任したばかりの関西経済連合会の松本正義会長(72、住友電気工業会長)だったのではないか。就任に際し、松本氏は新体制を支える副会長を一部入れ替えた。その目玉がJR西日本の真鍋精志会長(63)とクボタの木股昌俊社長(66)の起用だ。阪急、近鉄、南海、京阪、阪神の5私鉄がサービスを競い、長らく「私鉄王国・関西」と言われてきたが、国鉄民営化で誕生したJR西日本が労働組合支配から脱して地力を発揮すると、関西私鉄はあっという間に劣勢に追い込まれた。

「大商銘柄」クボタを横取り

関経連の松本正 ………

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