浅草仲見世「かもめや」騒動

「2坪で8千万」という店舗売買契約書が独り歩き。浅草寺が89店舗の所有権を2千万円で買い取る衝撃の結末。

2017年9月号 DEEP [仲見世は誰のもの]

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外国人観光客を中心に、連日、多くの参拝客を集めているのが、東京・浅草の浅草寺である。参拝客は、雷門を抜け、仲見世と呼ばれる商店街を通って宝蔵門をくぐり、本尊の観音菩薩に手を合わせる。東京でも有数の観光スポットになっている理由は、桃山風朱塗りの建物に、土産物屋、人形焼屋、煎餅屋、玩具屋などが整然と並ぶ仲見世が醸し出す雰囲気だろう。関東大震災後に建てられた鉄筋コンクリート造。250メートルの長さに平均2坪の広さの店が東西で89店舗ある。土地は浅草寺の持ち物で建物の所有権を持つのは東京都。採算を度外視した役所仕事ということもあって一店舗あたりの家賃は約1万5千円。「何をやっても儲かる」ということで、仲見世の営業権には破格の値がついた。「賃借権の相場は1億円。どこが売りに出されたとか、幾らで権利譲渡されたという話が飛び交っている。『いい物件、ありますよ ………

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