「長崎軽視」十八銀行に当然の報い

地元企業を一顧だにせず、福岡の銀行に身を寄せようとした名門銀行に、公取が待った。

2017年9月号 BUSINESS

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「将来どうなるかは抜きにして、再延期を発表したので白紙撤回は考えていない」。7月25日、十八銀行(長崎県)頭取の森拓二郎は、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)との統合交渉の「無期限延期」を表明した会見で、こう強弁した。「無期限延期」と「白紙撤回」は、実態としてはさほど変わらない。ただし、最高責任者にとってはこれらの言葉の違いには大きな意味がある。「撤回」なら責任を取って辞めなければならないが、「延期」なら結論は決まっていないので辞めなくてもいいと自己解釈できるのだ。一度ならず二度目の経営統合の「延期」発表。金融機関のトップが「将来どうなるかは抜き」という言葉を発しては、取引先の企業はさぞかし不安だろう。長崎の金融はこの先どうなってしまうのだろうか。

交渉担当の専務は昨年自殺

十八銀行関係者によると、ふくおかFGとの経営統合をめぐっては、今年に入り、同行内から、「経 ………

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