仏政治「弱体化の象徴」マクロン

驚異的圧勝も積極的に支持されたとは言い難い。目玉の労働市場自由化にも暗雲が。

2017年8月号 GLOBAL

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エマニュエル・マクロンの仏大統領選挙と国民議会選挙(下院選)での勝利は国内外のメディアを熱狂させた。ほんの数か月前まで“アウトサイダー”とみなされていたマクロンは、大統領選の決選投票では極右国民戦線のマリーヌ・ルペンを予想外の大差で破り、6月の国民議会選(下院選)では一年前に結成した新党「共和国前進」を驚異的な勝利に導いた。39歳で大統領に就任したマクロンは、1804年に35歳で皇帝に即位したナポレオン・ボナパルト以来もっとも若いフランスの最高指導者で、1958年以来の第5共和政の歴史でも、これほど圧倒的多数の票を獲得した与党を率いた例は少ない。マクロンは一見強固な政治的基盤を獲得したように見える。少なくとも政治課題とする労働市場と公的部門の思い切った改革、アンゲラ・メルケル独首相と連携して独仏枢軸を強化し、欧州統合プロジェクトの統合進化を進められる位 ………

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