「北戴河」前夜に習近平ドツボ

トランプに振り回されて肝心の党大会人事に集中できない。問題先送りが裏目に出た。

2017年8月号 GLOBAL

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7月8日、G20(主要20カ国・地域)首脳会議が開催された独ハンブルクで、米大統領ドナルド・トランプと中国の国家主席兼共産党総書記の習近平が2度目の直接会談を行った。初顔合わせだった米フロリダ州のトランプ別荘での会談(4月6~7日)から93日目のことだ。前回の会談では北朝鮮の核兵器・ミサイル開発の放棄に向けた協力強化で一致するとともに、米中間の貿易不均衡是正に向けた「百日計画」の策定にも合意した。本来なら、それらの成果を両首脳がそろって発表してもおかしくない頃合いだ。だが、ハンブルクでの会談は双方が協力継続を確認しただけの空疎なものに終わった。7月4日にICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験を強行した北朝鮮への対応についても、期限が間近に迫った貿易問題の百日計画の進展に関しても具体的な発表はなかった。

しびれ切らしたトランプ

前日の7日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンとの ………

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