中小企業承継「こじれる親子」

息子への事業承継がうまくいかず廃業する企業が増加。親の心子知らずか、その逆か。

2017年8月号 LIFE

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いささか大げさな例えではあるが、近現代の中小企業の事業承継は、天皇の皇位継承によく似ている。「家の伝統を引き継ぐのは直系男子」というのが暗黙の了解事項になっている点だ。ただ、時代はここ20年で大きく様変わりしつつある。男子(長子)が家業を継ぐという社会的、精神的な縛りはほとんど無くなったのだ。そのためもあってか、信用調査会社の帝国データバンクによる、1990年と2000年と14年の企業経営者の平均年齢に関する調査結果を比較すると、90年は54歳、00年は56・6歳だったのに対し、14年は59歳で、90年からは5歳、00年からは2・4歳上昇した。岩手県(61・1歳)、秋田県(60・6歳)、青森県(60・2歳)など、特に東北地方の平均年齢が高くなっているという。だが、これらの県に限らず、いまや中小企業の顧問を務める税理士の多くが「このままだと(担当会社の)事業承継がうまくいかずに ………

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