村上誠一郎の「アンチ安倍」勉強会に60人もの自民党議員。「歴代で最も劣化した内閣だ!」
2017年8月号 BUSINESS
「孤高のリベラリスト」を自任する元行政改革担当相の村上誠一郎(65)の周りに有力な議員が集まり始めた。呼び掛けた「財政・金融・社会保障制度に関する勉強会」には、これまで2回の会合で議員60人、代理20人が参加した。東京都議選の歴史的な惨敗で、首相の安倍晋三の「選挙の顔」としての神話が崩壊。新たな顔を求める蠢きを追い風にする。安倍内閣の看板政策「アベノミクス」を検証するのが、勉強会の趣旨だ。元幹事長の石破茂、元総務会長の野田聖子、前党税制調査会長の野田毅らが集まったことで注目されたが、舞台回しは村上。党内のすべての国会議員に案内状を出し、講師の人選や会場の確保にあたった。「昨年や一昨年だったら、声を掛けても誰も来なかっただろうなあ」と、感慨深げだ。
首相を安倍に任せていて大丈夫か――。こうした懸念が党内に充満してきた証しだ。森友学園や加計学園をめ ………
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