武田薬品「外国人」が占領統治

次期社長の最有力候補だった日本人取締役が「ハラスメント疑惑」で撃ち落とされ……。

2017年8月号 BUSINESS

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6月28日、大阪市で開かれた武田薬品工業の株主総会は、14年間にわたり社長と会長を務めた長谷川閑史(やすちか)が相談役に退く人事の是非が最大の焦点だった。武田創業家に近いOB15人は長谷川を会長のまま解任し、相談役制度を廃止するという株主提案をした。「相談役や顧問の廃止は世の流れ。しかし長谷川は在任期間中の経営責任を取ろうともせず相談役に就く。会社に居座って院政を敷こうとしている」。OBの一人は息巻いた。一方の武田は社長CEO(最高経営責任者)のクリストフ・ウエバー名で株主に手紙を送付。この中で「旧経営陣が大きな影響を及ぼす懸念はない」「(長谷川が)財界活動をするには相談役の肩書が必要」「社有車や秘書も付けない」などと訴えた。

暴走の予感「本田はいずこ」

株主提案は反対多数で否決された。「波乱が予想される」という下馬評があっても、結局のところ無風で終わるのが株主総会の常で、武 ………

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