「テキサス新幹線」日米で折半

最大の難関、2兆円近い資金調達スキームが固まった。日本は官民「総動員」でトランプ目玉政策に貢ぐ。

2017年8月号 BUSINESS [安倍・葛西オトモダチ利権]

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5月連休前、国際協力銀行(JBIC)副総裁の前田匡史は、ワシントンで米運輸長官イレーン・チャオ(趙小蘭)と会った。それでピンと来ない人はトランプ・ウォッチャーの資格はない。「米国ファースト」の目玉政策の一つが「老朽化した国内インフラに1兆ドル投資」の大風呂敷だが、大統領がその司令塔に指名したのが台湾系米国人の才女チャオだったからだ。父が上海交通大学で江沢民と同級生の外省人だが、8歳で米国に移住、ハーバード大学でMBA(経営学修士号)を取得した。共和党上院議員ミッチ・マコーネルと結婚、子ブッシュ政権で労働長官を務め、ワシントン政界で知らぬ人はいない。前田を待ち構えるチャオの手元には、長官が付箋をびっしり貼った分厚いファイルがあった。JR東海が米国に売り込んできた「テキサス新幹線」のファイルだったという。チャオ・前田会談のあと、何かが動きだした。6月に ………

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