8月改造の焦点「ポスト二階」

見落としてはならないのは、幹事長転身を熱望している菅官房長官の去就。官邸に残留すれば政局の火種になりかねない。

2017年7月号 POLITICS [長期政権のアキレス腱]

  • はてなブックマークに追加

東の空が白み始める朝まだき、自民党本部(東京・永田町)の鉄柵ゲートを警備する徹夜明けの警官たちは一瞬、虚を衝かれた。目の前にタクシーが一台停車し、一人で降車したのが他でもない、二階俊博幹事長その人だったからだ。「ご苦労さん」と片手を上げた党最高首脳に、なぜSPを同行していないのか質問する訳にもいかず、警官たちは思わず敬礼を返した。敷地内に入った二階氏は、インターホン越しに建物内の警備員と何やら言葉を交わしている。予定も連絡もなく、いきなり現れたのだ。正面ロビーの明かりが灯り、慌しく施錠が外され、二階氏は中へ消えた。あの時刻、何のために、一人で何をしていたのか、誰も知る由はないが、来年は数えで傘寿(80歳)を迎える巨大与党最高実力者の不審者とも取られかねない奇行は、単なる噂話や笑い話では済まない。自民党本部と警察の間で「事件」は禁句とされたが ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。