王岐山を襲う「HNAゲート」

逃亡スパイの郭文貴が暴露を続行。総資産16兆円の新興財閥を牛耳る黒幕の正体は誰なのか。

2017年7月号 GLOBAL

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米国に逃亡した中国のスパイ、郭文貴(グオウエングイ)によるスキャンダル暴露事件が波紋を拡げている。前号の記事「王岐山一族の『醜聞』暴露した逃亡スパイ」で報じたように、郭は表の顔は投資会社を経営する富豪のビジネスマンだが、裏では中国の諜報機関、国家安全省のエージェントとして暗躍。同省次官だった馬建の指令を受け、中国共産党の高級幹部や親族による不正蓄財の内偵や情事の盗撮などを行っていたとされる人物だ。2015年1月、共産党の汚職調査機関である中央紀律検査委員会(中紀委)が馬建を汚職容疑で摘発すると、郭は「知りすぎた男」として当局に追われる身になった。当時海外にいた郭はそのまま身を隠したが、2年後の今年1月になって突然姿を現し、米国の華字メディアや自身のツイッターを通じて党幹部の醜聞を暴露し始めた。

共産党ナンバー2を告発

ひときわ注目を集めているのが、郭が4月下旬から断 ………

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