安倍外交に「1971年の悪夢」

北朝鮮危機で米中頭越し合意に怯える日本。米中が「大国益」で結びつく悪夢再び。

2017年7月号 POLITICS

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今年は日中国交正常化45周年、来年の2018年は日中平和友好条約締結40周年にあたる。5月には自民党の二階俊博幹事長や安倍晋三首相の最側近、今井尚哉首席秘書官らが中国を訪問し、同月末には中国外交トップの楊潔篪国務委員(副首相級)が来日。6月に入ると、安倍首相は、中国・習近平政権が最重視する広域経済圏構想「一帯一路」への協力姿勢を鮮明にした。安倍官邸が唐突な形で対中外交に照準を当て始めた真意は何か。世論先導の立場に立てば、安倍家が直撃を受けた「森友学園」「加計学園」問題による逆風をかわすためなのか、安倍周辺から芬々(ふんぷん)たる政局的発想が臭ってくるのだが、外交コミュニティーに今も蔓延るトラウマ「1971年の悪夢」との密接な関係が取り沙汰されている。トラウマとは、日本の頭越しに米中が秘かに合意し、米中正常化に向けて米大統領の訪中計画が電撃的に発表され ………

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