仏「マクロン改革」死命制す雇用

極右に圧勝した39歳新大統領。発足1年の「前進」は6月議会選で絶対安定多数をめざす。

2017年6月号 GLOBAL

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伝統政党に属さず、議員経験もない中道候補のエマニュエル・マクロン(39)が極右候補のマリーヌ・ルペン(48)を破った今回のフランス大統領選挙戦は、どの基準に照らしても異例ずくめだった。1958年以来の第5共和制で最も若い大統領となったマクロンは、かつてない試練に遭遇するだろう。選挙戦はまだ完結していない。6月半ばの国民議会選挙の結果が新大統領の命運を大きく左右するからだ。マクロンが公約した政策を推進するには、6月11日に第1回投票、18日に決選投票が行われる議会選挙(定数577議席)で絶対安定多数を取る必要がある。マクロンの政治基盤であり、5月中旬時点で政党登録過程にある「共和国前進」(REM)が過半数を取れるか、そうでなければ左派や右派政党を取り込んで連立政権を成立させることになるが、政治システムが分断状態にあるため、どちらも容易なことではない。

拭えるかエリート不信

確かにフ ………

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