2017年6月号 DEEP
指定暴力団六代目山口組から飛び出し、警察が「対立抗争状態」とみる指定暴力団神戸山口組が分裂した。離脱組は「任俠団体山口組」を結成し「六代目以下の悪政だった」と神戸を非難する。再分裂の背景には、金銭問題や人事などがあるようだが、三つの山口組周辺は全く予断を許さない状況となっている。警察関係者や山口組の周辺関係者によると、2015年8月の六代目山口組分裂で、神戸山口組の中心となった山健組(神戸市)で一部の幹部や構成員、傘下団体の組員らが行方をくらますなどして、再分裂が表面化したのは今年4月28日だった。神戸山口組は翌29日、2次団体組長に緊急招集をかけ、30日には臨時執行部会を開いたが、若頭代行で山健組の織田絆(よし)誠(のり)副組長や若頭補佐で真鍋組(兵庫県尼崎市)の池田幸治組長らは姿を見せなかった。織田副組長らは30日、尼崎市の古川組本部に集まり、任 ………
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