2017年6月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
米プルデンシャル生命保険が、社員から不当解雇されたと訴えられていた裁判で、名古屋高裁が3月にプル生命側の全面敗訴を言い渡した。一審はプル生命側が勝訴していたため、逆転敗訴となった。国内生保が新契約高を落とす中、外資系生保は猛烈な営業で業績を伸ばしてきたが、社員を不当解雇するような企業体質では、先が危ぶまれる。そもそも「不当解雇」があったのは2012年のこと。訴訟を起こした社員は、旧AIGエジソン生命(現ジブラルタ生命)に入社し、2年間の固定給を保証された。生保の営業といえば、新入社員を大量採用し、親類縁者を根こそぎ保険に加入させ、使い捨てしてきた。こうした旧式の営業スタイルが立ち行かなくなってきたため、固定給制度を導入したのだ。その後、旧エジソン生命は、プル生命グループのジブラルタ生命に買収された。エジソンからプル生命グループに移籍した先の社員 ………
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