中国がミャンマーに「二股」介入

北部国境地域の反政府勢力を支援しつつ、スーチー政権との取り持ち役で「分断支配」策す。

2017年6月号 GLOBAL

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ミャンマーが国際社会から孤立し国を閉ざしていた数十年間、中国は唯一のパートナーだった。その間、ミャンマーは中国の影響下にあると固く信じ、国交をジャングルの奥深い国境付近の地方行政官に任せきりにしていたため、2011年にミャンマーが民主化と経済改革へ大きく舵を切り、広く世界に門戸を広げ始めたときは、完全に虚を突かれた格好となった。以来、日本を含むアジアや西側諸国が急速にミャンマーに進出し始めると、中国は経済、外交両面で影響力を維持しようと躍起になった。「両国相互の経済発展」や「内政不干渉」などの建て前を掲げながら、中国政府は一方では反政府勢力に肩入れし、他方でミャンマー中央政府と数十億ドル規模の開発プロジェクトに調印するなど、まだ一見矛盾する態度をとっている。数十年にわたって中国は、雲南省に隣接する国境地域で活動するミャンマーの反政府勢力を支 ………

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