世耕経産相が夢見る「サイバー国策企業」

2017年6月号 BUSINESS

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春の夜の夢ははかない。ただ、この夢が現実となるまでには相当な時間がかかりそうだ。2020年に東京五輪が迫る中、サイバーセキュリティ対策の強化は官民問わず喫緊の課題となっている。しかし、日本はこの分野では発展途上国。そこで、明治時代さながらに国策企業をつくり、産業活性化と対策強化を同時に図ろうという構想が政府内で密かに持ち上がっている。旗振り役は世耕弘成経済産業相と経産省だ。その前段階として、政府が主導する形でここに来てサイバー対策に本腰を入れ始めた。4月にスタートした日米経済対話では、この分野での協力が議題に盛り込まれた。同月末には安倍晋三首相が英国のメイ首相と会談し、両国の緊密な連携で合意したほか、5月には世耕氏もイスラエルを訪問して協力強化で一致した。外国との協力に躍起なのは、日本の対策が出遅れているためだ。そもそも政府が力を入れるように ………

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