トランプ大減税は「捕らぬ狸」

予算も減税も粗雑な箇条書き。富裕層を喜ばす「大盤振る舞い」の財源は、オバマケア改廃と超長期債発行か。

2017年6月号 BUSINESS [大風呂敷エコノミクス]

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ドナルド・トランプ米大統領が初年度の予算編成に躓いた。4月末の「政府閉鎖」危機は、2017年9月前までの暫定予算をかろうじて議会に成立させてもらったが、税制と予算の二大課題はメドが立たない。劇場型政治、いやホワイトハウスの芝居小屋に世界中が振り回される日々が続く。大山鳴動して紙ペラ1枚。それもたった30行の発表文である。1月20日の大統領就任から100日の「ハネムーン期間」が終わる寸前、4月26日に発表されたトランプ政権による「画期的な税制改革」に世界中がのけぞった。「これでは選挙公約と同じじゃないか」「100日間いったい何をしていた」というのが大勢の受け止め方だ。法人税を15%まで下げ、相続税を撤廃する――そんな画期的な税制改革も、これでは風呂敷を広げたままで立ち往生しかねない。トランプ政権が3月16日に公表した予算案もこれとソックリだった。国防関連予算を540億 ………

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