「連合の古だぬき」高木が神津会長降ろし

2017年5月号 DEEP

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「来年の今ごろ、神津氏はもう連合会長でないかもしれない」政府が進める働き方改革を巡って、繁忙月の例外として認める残業を「100時間未満」とする安倍晋三首相の裁定が降りた3月13日。首相官邸で安倍首相、経団連の榊原定征会長と向き合った神津里季生会長(61)は終始厳しい表情だったが、会談を終えて記者団に囲まれると、一瞬の笑みを浮かべた。神津氏の側近は「あの笑みが政権に完全に取り込まれた印象を与えてしまった」と悔やみ、今秋の会長人事への危機感を漏らした。 神津氏が古賀伸明氏(65)の後任として連合の7代目会長に就任したのは15年10月。歴代の連合会長は2期4年務めるのが慣例のため、1期目の満了となる今秋の会長人事は本来無風のはずだった。ところが最近、神津氏の周辺から2期続投を不安視する声が出始めた。かねて風評があった逢見直人事務局長(63)への禅譲説だ。ある連合関 ………

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