野党ぶっ壊す「安倍改憲反撃」

4党共闘のアキレス腱は憲法だ。安倍政権は追い込まれるほど改憲論議を加速させていく。

2017年5月号 POLITICS

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「私や妻が関与していたら総理大臣も国会議員も辞める」と啖呵を切ったばかりに窮地に立った首相・安倍晋三。「妻は私人」と強弁するほど昭恵夫人の公私混同は際立つばかりだ。私的なハワイ旅行からスキーにまで夫人付職員を同行させていたことも発覚し、まさに土俵際だ。安倍が最も信頼を寄せる経済産業省出身の政務秘書官今井尚哉の権勢にも陰りが見え始めた。森友学園に財務省への照会内容を回答した夫人付職員の実質的上司だったため、証人喚問を求める動きもある。経産省時代に原発推進の旗を振った責任を問う声も出始めるなど、「陰の総理」への風当たりも強まってきた。政権の屋台骨を支える有力政治家との間にもすきま風が吹く。森友事件の火に油を注いだのは副総理兼財務相・麻生太郎の側近である参院議員鴻池祥肇だった。数々のスキャンダルを封じてきた官房長官・菅義偉が森友事件の危機管理 ………

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