目を覆う安倍「忖度劇場」

「森友問題」はウヤムヤに終わっても、「一強体制」の腐敗・堕落がさらけ出されたダメージは小さくない。

2017年5月号 POLITICS [空洞化する「安倍一強」]

森友問題がすっきりしないまま、それでも内閣支持率は50%台で下げ止まり、もやもや感が煮詰まったところへ、シリア爆撃・北朝鮮危機の乱気流が巻き起こった。国際法違反も恐れない「暴君」トランプ米大統領との「蜜月」は、安倍晋三首相にとって重い政治的リスクのはずだが、北のミサイルに怯える世論にはとりあえず頼もしく映るから罪深い。またしても内憂を外患でかわすいつものパターンである。しかも、またとない反転攻勢の時期に、民進党は東京都議選で離党者が相次ぐ体たらく。「北朝鮮・トランプ・民進党」。真っ当な政治環境なら政権運営には障害となるはずの3点セットが、ことごとく追い風になるとは、つくづく悪運が強い。世界政治が「ポスト真実」へと逆回転する時代、時流に棹差す安倍政権は、スキャンダルなど蹴散らして一強体制を続ける――。

今井と菅が並び立つ権力構造

だが、森友問題のダメージは本当に一過性で ………

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