トランプに「完敗」した習近平

首脳会談が手ぶらに終わり、面子丸潰れ。内向きを見透かされ対米関係安定は遠のいた。

2017年5月号 GLOBAL

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トランプにしてやられた――。パームビーチから北京に帰る機上、中国の習近平(シージンピン)国家主席(兼共産党総書記)は歯ぎしりしたに違いない。4月6日から7日にかけてドナルド・トランプ米大統領のフロリダ州の別荘マール・ア・ラーゴで開催された米中首脳会談は、習にとって思惑外れの連続だった。もちろん表向きの成果はある。最重点の議題だった北朝鮮問題では、核兵器およびミサイルの開発計画が「極めて深刻な段階に入った」との認識を両首脳が共有し、計画放棄に向けた協力強化で一致した。米中の貿易不均衡問題は、是正に向けた「100日計画」の策定で合意。習の招きでトランプが年内に公式訪中することも決まった。だが、これらは事務方が用意した玉虫色のペーパーの追認に過ぎない。実際は個別具体の懸案で双方がともに譲らず、首脳外交にしかできない突っ込んだ合意には至らなかったのだ。 ………

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