日経「FTのれん代」3分の1圧縮の手品

2017年5月号 BUSINESS

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お待たせ! 日本経済新聞の経営陣と広報を逆上させる同社決算の「辛口通信簿」である。日経は3月29日、株主総会を開き、英フィナンシャルタイムズ買収(15年11月完了)の実質初年度である16年12月期決算を報告した。本誌を手に社員OB株主がポンド安の影響を追及したらしい(本誌とは無関係)が、連結純利益が38億円と前の期より6割減、トホホの業績を憂慮する気持ちはよく分かる。上場企業ピアソンと違って、非上場日経傘下のFTは単体の収支が見えなくなったが、買収前は700億円あった売上高が大幅に縮小し、ポンド安以上にBrexitで業績が傷んでいるのではないか。テレビ東京など他の子会社の健闘を考えると、日経の連結収益が単体より小さいのはFTが重荷なのだろう。15年度ゼロだった長期借入金が一挙に1105億円に膨らんだのは、FT買収に際し国際協力銀行(JBIC)から受けた短期融資(ブリッジローン ………

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