窮鼠猫を噛むか「籠池夫妻」

告訴状が相次ぎ、大阪地検特捜部が捜査に着手。「証拠改竄事件」の汚名返上に持ってこい。

2017年4月号 DEEP

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驚くほどの格安で国有地を取得したことや、そこに建設される小学校の名誉校長が首相の妻だったことなどから、火が付いた「森友学園疑惑」。大阪地検特捜部には全国から告発状が相次ぎ、捜査を始めたもようだ。どう展開していくだろうか。まず高松市の男性が出した3月3日付の告発状では、森友学園の理事長だった籠池泰典(本名康博)氏と妻の諄子(本名真美)氏は2014年4月、鴻池祥肇参院議員(自民、兵庫県選挙区)に対し、大阪府豊中市の国有地での小学校設立をめぐって、財務省などから取り計らいを受けたい趣旨で、金銭または商品券を渡そうとした贈賄申し込みの疑いがあるとしている。鴻池氏は参院議員当選4回、衆院議員当選2回で、官房副長官や防災担当大臣を歴任した。告発状は鴻池氏が3月1日に会見し「籠池夫妻は『これでお願いします』と紙に入ったものを差し出したが、金だとわかったので突き ………

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